ジュゼッペ・アルチンボルド《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》1591年、スコークロステル城、スウェーデン kokloster Castle,Sweden

開館20周年を迎えた水保町の佐川美術館で、記念の特別企画展「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」が3月21日、始まった。今回の企画展では、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世が愛好した芸術家たちの作品を中心に、占星術や錬金術に関する資料や珍奇な自然物など、究極の趣味を追求した皇帝の知られざる驚異の世界を紹介。

中でも、稀代の収集家として知られているルドルフ2世に宮廷画家として愛された画家・アルチンボルドの『ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像』は、花々や果実・野菜などが画面を埋め尽くして顔を構成している「寄せ絵」で来館者の目を引いている。

また現代美術作家のフィリップ・ハースの作品も登場。アルチンボルドの作品にインスパイアされ2次元の名画を立体的な巨大彫刻に仕上げた『四季』シリーズの模型が展示され、写真撮影も可能。

同企画展は5月27日まで。月曜日(祝日の場合は翌火曜日)休館。午前9時30分~午後5時。入館料は一般1000円/高大生600円/中学生以下は無料。

【問い合わせ】
佐川美術館 TEL.077-585-7800

フィリップ・ハース《春(模型、アルチンボルドに基づく)》 2010年、作家蔵  ⒸPhilip Haas=写真撮影可能