県内初 保育士育成施設も設置へ

守山市は待機児童の解消に向けて、県内初の人材育成機能を備えた「私立保育園」を設置するため5日、市役所で『公募説明会』を開いた。県内3事業者、県外9事業者(大阪5、京都4)の計12事業者が参加した。2020年4月1日の開園を目指す。

市の待機児童は現在84人(4月時点)。県内ワースト1位。市では若い世代を中心に人口が増えている。来年度は国の政策による幼児教育・保育の無償化が予定され、実施されると更に待機児童の増加が予想される。市はこの受け皿として保育園の新設を行う一方、保育士不足の課題に取り組む。

保育士不足は深刻で、来年4月民営化する古高保育園(施設定数200人)や、今回の新施設(同120人程度)を含めると約80人を超える保育士が必要という。このため市は今回公募する保育園では、運営事業者に対し園整備と併せて大学や短大など保育養成機関と連携した「人材育成施設」の設置を求め、保育士の資質向上と人材確保を目指す。行政として全国でも珍しい取り組みという。人材育成施設では「養成機関と連携し"学びと交流"の場としての機能を設け、潜在保育士のリカレント教育(学び直し)や子育て支援員の養成などにより人材確保につなげたい」(市こども政策課)としている。

市は新設保育園の建設に向けて、三宅町の守山市民ホールに隣接する市有地(約2500平方㍍)を予定している。

応募受付け期間は11月26日まで。12月に選定委員会による審査を行い来年1月に事業者と協定書を締結する予定。